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23/04/18

SBSグループ、愛知で「物流センター一宮」開業 中部初の自社倉庫

 SBSグループ(鎌田正彦代表)は4月12日、中部エリア初の自社倉庫となる「物流センター一宮」(愛知県一宮市)のしゅん工式を行った。SBSグループのSBSリコーロジスティクス(本社・東京、若松勝久社長)、エルマックス(同・同、上田裕彦社長)が共同運営。グループ屈指の大規模施設で、中部エリアの中核拠点に位置付ける。
 これまで近隣にある複数の物流センターで行っていた事業を集約し、業務効率化を図るほか、新規顧客向け事業を開始する。EC物流事業の稼働に合わせて、棚搬送ロボットなどの新技術を本格導入し、自動化と省人化を追求。屋上に太陽光パネルを敷設し、電力消費の一部を賄うなど、低炭素社会の実現にも貢献する。

グループ屈指の大型倉庫となった「物流センター一宮」

 所在地は一宮市千秋町小山外輪堂1ノ1。名神高速道路一宮インターチェンジまで約4キロメートルの立地。敷地面積2万9683平方メートル。柱鉄筋コンクリート造、梁(はり)鉄骨造の4階建て、延べ床面積は5万7441平方メートル。倉庫の天井高は5・6メートル、床荷重は1・5トンを確保した。 

外壁に49平方メートルの大型多目的ビジョン「一宮ハイウェイビジョン」を設置

 建物の外壁に、グループ物流施設で2例目となるデジタルサイネージ(電子看板)を設置したのが特徴。ニュースや天気予報、イベント情報、広告動画など、地元住民や高速道路を走るドライバーのニーズに応じた情報を配信していく。
 12日のしゅん工式には、一宮市や近隣自治会などの関係者を招いた。鎌田グループ代表は「ロボットなどのLT(ロジスティクス・テクノロジー)を本格的に導入し、地球環境にも配慮したグループ屈指の大規模施設で、中期経営計画達成に向けた重要なピースとなる」と話した。

しゅん工式であいさつする鎌田グループ代表