• 物流企業

23/04/14

セイノーHD、自動車部品物流の司企業と業務提携

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)はこのほど、自動車部品の物流などに強みを持つ司企業と業務提携を結んだ。セイノーグループの全国ネットワークとロジスティクス能力に、司企業の持つ自動車部品物流などのノウハウを掛け合わせ、EV(電気自動車)などの発達で変革期にある自動車業界へのさらなる貢献と、新たなニーズの取り込みを図る。
 EVの普及によって生じる物流ニーズに共同して、ワンストップの物流インフラを構築する。危険物倉庫を含む倉庫を日本全国で開設。合わせて、バッテリーやモーターなどの危険物・重量物を含む部品を、最適な輸送モードで全国で集荷・配送を行う。
 自動車や二輪車では、輸出入から保管・納品などをワンストップで提供。蓄電施設の輸入・通関や据え付け保守メンテナンス・スペアパーツの配送なども行う。電池では、工場への納品や倉庫運営、保管・配送なども手掛ける。また、リサイクルなどの静脈物流も展開予定だ。
 セイノーホールディングスの持つ輸送・ロジスティクス一体のサービス力と、司企業が培ってきた自動車部品物流を中心とした総合物流サービスのノウハウを一体化し、顧客の利便性向上を図る。相互のノウハウを生かして、変革期にある日本の自動車産業に新たな価値の提供を目指す。