- 物流企業
23/04/11
鴻池運輸、熊本市に国際物流の新拠点
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦会長兼社長)は4月3日、熊本市で「国際物流関西支店熊本事務所」の営業を開始した。大手半導体メーカーの工場建設で高まっている国際物流ニーズを取り込む。
熊本事務所の所在地は熊本市南区流通団地2ノ20ノ3。グループの九州産交運輸の本社ビル内に開設。海上・航空貨物のフォワーディングや倉庫・流通加工などの付帯サービスを提供する。
熊本県は、台湾の大手半導体メーカーの工場が稼働する予定で、国際物流や関連物流業務へのニーズが高まっている。また県内の八代港では、コンテナターミナルの拡張整備が行われ、大型貨物船も着岸可能に。熊本空港でも、通関に必要な体制を整えるなど、国際物流拠点化に向けた体制整備が進んでいる。
鴻池運輸は、長年国際物流のノウハウを蓄積してきた。また、グループの九州産交運輸が九州全域に25カ所の事業拠点を保有し、複合的な物流サービスを展開している。新事業所の開設で、需要の取り込みを図ると共に、グループの連携を強化し、輸出入から保管・配送・輸送までワンストップサービスの提供を図る。