- 物流企業
23/04/07
トナミ運輸、尼崎市に最大規模の輸送物流の一体型拠点を開設
トナミ運輸(本社・富山県高岡市、高田和夫社長)は5月8日、兵庫県尼崎市に「新尼崎事業所」をオープンする。3事業所併設の複合施設で、中期経営計画で掲げる重点戦略輸送サービスと物流サービスの連携強化を実現。関西地区での物流機能の充実・強化を図る。
新尼崎事業所の所在地は、兵庫県尼崎市東海岸町21ノ10、27ノ2。阪神高速道路湾岸線尼崎東海岸インターチェンジ(IC)から約1キロメートルの立地。敷地面積は2万3382平方メートル。鉄骨造4階建て、一部鉄骨鉄筋コンクリート造で、スロープ型。延べ床面積は、4万8920平方メートル。
貨物エレベーター4基、垂直搬送機6基を備える。トラックバースは1階76台、3階37台。非常用発電機1台と太陽光発電機なども設置する。
トナミグループ最大規模の施設。1階に、狭く老朽化していた旧尼崎支店を移転。2階に新たに尼崎流通センターをオープン。3・4階には、大阪市から関西センターを移転する。危険物倉庫と屋外貯蔵施設も持ち、多様な貨物に対応する。
1階を鉄骨鉄筋コンクリート造とすることで、南北両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能とした。またBCP(事業継続計画)対策として、津波・高潮を想定した受変電設備のかさ上げ設置や、非常用発電機を設置した。全館LED(発光ダイオード)照明採用や、自家消費型太陽光発電システムの導入など、環境への取り組みも進めている。