働きやすい職場認証、７月から申請受け付け、三つ星新規取得も対象

　日本海事協会（坂下広朗会長）は７月中旬以降、「働きやすい職場認証制度」の2023年度の新規申請を受け付ける。対象は一つ星の新規取得・継続、二つ星と三つ星の新規取得となる。
　働きやすい職場認証は運送各社の職場環境や労働条件改善の取り組みを見える化するもの。
　一つ星と二つ星は７月18日～９月15日まで、三つ星は９月19日～10月16日まで申し込みを受け付ける。一つ星と二つ星の審査料は紙申請で５万5000円。登録料は６万6000円。
　複数拠点で申請する場合は、審査料で3300円×申請営業所数、登録料で5500円×申請営業所数（いずれも税込み）が別途かかる。電子申し込みでは割引を受けられる。
　来年度開始する三つ星の料金は、夏ごろまでに公表する。
　三つ星は「労働時間・休日」「心身の健康」「多様な人材の確保・育成」の審査要件に関し、事故・労働災害、離職率に関わるもので、運送会社に取り組みを必ず求める項目を増やす。
　加えて、運送会社には労働環境で自社が抱える問題を選択し、その目標を申請書に記入してもらう。海事協会はそれを基に、運送会社の取り組みがＰＤＣＡ（計画・実行・評価・改善）に沿って適切に実施されているかも審査する。