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23/03/28

CXカーゴ、初の自社整備工場23年4月期中に開設

 シーエックスカーゴ(本社・埼玉県桶川市、佐藤豊社長)は2023年4月期中にも、埼玉県久喜市に初の自社整備工場となる「関東整備工場」を開設する。車両の稼働を止めない計画的な整備を目指す。また、内製化で点検整備コストを抑制。主に桶川・久喜・野田・所沢の4事業所の車両126台の整備を担う。
 所在地は久喜市北中曽根1070ノ1。敷地面積は約2491平方メートル、建物面積は約399平方メートル。大型車整備場2レーン、ツインパワーリフト1基、テストリフト1基、天井クレーン1基、洗車場1レーンを備える。
 同社は全国で車両306台を自社運行しているが、車両整備はこれまで外部に委託していた。近年は整備士不足で整備が間に合わず、車両の運行を協力会社に委託せざるを得ないケースも発生していた。
 自社整備工場の新設でロスを圧縮し、原価削減を図る。定期点検時に消耗部品を早期交換し、予防整備を強化。計画的に非稼働日・非稼働時間での点検整備を実施し、稼働への影響を最小限に抑える。
 新工場は、天井にシーリングファンを備え、暑さ対策にも配慮した設計。車検整備作業の効率アップと労力負担の軽減を両立するハイリフトタイプのホイールドーリーも導入した。整備士3人体制で、車両の車検・点検・修理作業にあたる。

2022年8月に着工し、今年3月にしゅん工。地域にも貢献できる整備工場を目指す