• 行政・業界団体

23/03/28

国交省、5月のパレット標準化分科会で調達・管理の仕組み提示へ

 国土交通省は5月にも、パレットの標準化を検討する分科会で、パレットの調達や管理の仕組みをまとめたモデルを提示する。国は同一サイズのパレットで保管・輸送を行う一貫パレチゼーションを目指しており、どんな運用方法があるかを示すことで、荷主、物流企業の利用を拡大する。
 モデルの提示は、これまでの分科会の意見などを踏まえたもの。3月1日開催の会合で、「パレットの調達や運用方法に関するモデルを提示した上で、パレットを利用していない荷主や物流企業に推奨すべきサイズをモデルに合わせて議論した方がいい。調達・運用方法も知らない状態でパレットを使いづらい」との意見が上がった。
 モデルでは、パレットのレンタルと自社保有それぞれのメリット、管理にかかる費用の負担状況、パレットが汚損した場合の洗浄や補修、交換の依頼先といった情報を盛り込む。効率的にパレットを活用できるよう、荷物を積み付ける際の高さ、受発注方法についての考え方も示す。