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23/03/14

アクシス、セイノーGなどと共同で鳥取県八頭町のドローン物流実証に参画

 地域密着型の生活支援プラットフォーム(基盤)「Bird(バード)」を提供するアクシス(本社・鳥取県鳥取市、坂本哲社長)は3月20日、セイノーホールディングスグループで宅配サービスを担うココネット、物流ドローンの社会実装に取り組むNEXT DELIVERYと共同で、鳥取県八頭町などが実施する過疎化が深刻な中山間地域でのドローンを活用した物流の実証実験に参画する。
 バードは地域の小売店や飲食店と共に、生活用品や食品などを同じ物流網で、自社雇用の配達員が配送する地域密着型のプラットフォーム。今回の実験は、セイノーHDとNEXT DELIVERYが開発を進めている陸上輸送とドローン配送を連結する新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」のシステムを導入するとともに、バードを通じて地域の店舗・物流網とシステム連携させる初の取り組みとなる。実験にとどまらない、より実現可能な物流網のスキーム化を目指す。

地域の店舗・物流網とシステムが連携させる八頭町での共同配送実証のイメージ

 

 八頭町で行う実験で、アクシスはITと陸上配送を担当する。ココネットが持つ宅配サービスネットワークのノウハウを共有しながら、バードのITと配送機能を生かし、局地災害を想定した支援物資輸送、フードデリバリーとの共同配送、買い物代行、道の駅との拠点間相互輸送の4つの実証を行う。
 今後、物流・システム面全体での運用の効果検証を行い、コミュニティー内の交流促進・見守り機能など実装に向けた課題整理などを実施する考え。