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23/03/13

NXHD、グローバルで医薬品物流の品質体制を強化

 NXホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は医薬品物流の品質体制を強化している。1月には世界各国の品質基準を統一・標準化するため、「NX-Pharmaグローバル品質マニュアル」を制定。社内に専門部署を新設するとともに、責任者を指名し、さらなる物流品質の向上を図る。
 世界的な品質マニュアルの制定により、グローバルで統一・標準化された品質マネジメントシステムを構築することが目的。これまで取り組んできた輸送・保管サービスの向上とともに、新たな価値を創造するための医薬品物流プラットフォーム(基盤)の構築にも取り組む。
 マニュアル制定に合わせ、同社はグローバル事業本部内に「医薬品物流グローバル品質保証室」を新設。グローバル品質最高責任者を指名し、世界各国での品質体制の強化を推進していく。
 同社は2023年度を最終年度とする中期経営計画で、医薬品を重点産業の一つに設定。医薬品物流の高度化・多様化ニーズに応えるため、これまで24の国と地域、世界34拠点で医薬品GDP(適正流通基準)と、医薬品の航空輸送品質認証「CEIV Pharma」を取得し、医薬品物流プラットフォームのグローバル展開を進めている。