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23/03/02

セイノーHD・エアロネクストなど、天龍村でスマート物流を実証

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とエアロネクスト(同・東京、田路圭輔CEO)は2月27日、長野県天龍村で既存物流とドローン物流をつないだ「新スマート物流」の実証実験を施した。集落が渓谷に点在するため、高齢化による買い物難民の増加や災害時の長期間の孤立など地域課題の解決に向けた社会実装を目指す。
 天龍村中学校に離着陸拠点のドローンデポを設置。物流専用ドローン「AirTruck」に救援物資と想定したカイロ、お菓子、食料品を積載し、避難所指定の天龍村小学校、天龍村保育所へ届けた。
 天龍村は、東に熊伏山を最高峰にして周囲を800メートル級の山に囲まれた純山村でⅤ字渓谷の中に集落が点在する。高齢化率が60%を超え、深刻な少子高齢化や買い物難民の増加が地域課題になっている。

配送された食料品など

天龍村小学校グランドへ届けられた