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23/02/28

国交省、テールゲートの補助開始

 国土交通省は27日、テールゲートリフターなどの導入補助事業の募集を開始した。トラックドライバーの荷役時間の短縮、負担軽減につながる機器の普及を図り、労働生産性の向上と多様な人材確保につなげる。
 補助事業は2022年度補正予算で盛り込まれた施策。中小運送企業の生産性向上を支援するための約2億円の予算のうち、約1億4000万円を活用する。
 資本金3億円以下、または従業員数300人以下で、車両保有台数5台以上の中小一般貨物自動車運送事業者などが応募できる。補助対象はテールゲートリフター、トラック搭載型のクレーン、トラックの荷台にパレット貨物を2段積みできるデッキ。昨年11月8日~今年3月31日の間に導入した機器の通常価格の6分の1を補助する。

予算超過時はGマーク優先

 それぞれの機器に補助上限額があり、例えば、テールゲートリフターの場合、アーム式と垂直式は1台当たり10万円、後部格納式と床下格納式は20万円。申請は1社1台だが、Gマーク(安全性優良事業所)取得企業は2台までできる。
 また今年度補正予算では、テールゲートリフター以外に、予約受付システムや原価管理システムの導入費、けん引免許・フォークリフト免許の取得費を一部補助する事業も盛り込んでいる。どちらも詳細が決まり次第、公表していく。
 テールゲートリフターなどの補助事業の締め切りは3月22日。申請額が予算額を超えた場合は、Gマーク取得企業を最優先する。「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言、働きやすい職場認証、下請けとの適正な取引価格の実現などを表明するパートナーシップ構築宣言のいずれかの該当企業も優遇される。
 問い合わせ先は全日本トラック協会交通・環境部補助金担当、電話03(3354)1069。