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23/02/20

1月・JR貨物、消費低迷や風雪害でコンテナ5・8%減

 JR貨物(本社・東京、犬飼新社長)の1月のコンテナ輸送実績は、前年同月比5・8%減の131万2000トンだった。コロナ禍や物価高による消費低迷、強い冬型の気圧配置による風雪害の影響で、農産品・青果物を除く品目が前年同月を下回った。
 品目別では、化学薬品と化学工業品が、樹脂の需要減や風雪害の影響で減少。紙・パルプが、紙需要の減少に伴う減産で低調だった。積み合わせ貨物は、風雪害でブロックトレインの運休が発生し、輸送障害に備えた他モードの優先利用により4%程度の減となった。食料工業品も風雪害に加え、飲料などの値上げが響き、低調だった。
 一方、農産品・青果物は、北海道産の玉ネギが平年並みの収穫となり、作柄不良だった前年同月を上回り、6%強の増となった。
 車扱いは、同3・1%減の84万3000トンにとどまった。前年に比べ気温が高く推移し、灯油を中心とする石油が伸び悩んだ。