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23/02/20

NTTロジスコ、本社を東京・日本橋に移転 中江社長「第二の創業」

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)は、本社を東京都中央区日本橋に移転し、2月20日に業務を開始した。営業力や情報発信力の強化、働き方改革の促進が主な目的。中江社長は「今回の移転をグループ第二の創業と位置付け、社員一同、これまで以上に精進していく」としている。新本社の所在地は、中央区日本橋2ノ1ノ3のアーバンネット日本橋二丁目ビル4階。
 売上高1000億円企業を目指した営業力強化に向け、古くから日本の商業・経済の中心地である日本橋に新たな営業拠点を設置。千葉や埼玉、都内平和島など首都圏4大拠点を中心とした各拠点への足掛かりとなるワークスペースを設け、本社と物流センターの一体的業務運営をさらに強化する。戦略的パートナー企業やベンチャー企業との交流、ビジネスアイデア創発のためのスペースづくりも、移転の目的とする。
 さらに、グループの強みであるICT(情報通信技術)やAIといった新技術の導入事例を積極的に発信していく拠点として機能させる。
 オフィスは、極力コンパクトなレイアウトとし、座席を完全フリーアドレス化。リモートワークを働き方の基本としつつも、リアルな出社を意義あるものとさせる就労環境を構築した。
 本社移転に際し、中江社長は「日本の交通の起点、人々の交流の中心地でもあり、数多くの老舗企業やベンチャー企業が拠点を構える日本橋に本拠地を新たに構えることで、改めて日本の物流を根本から見つめ直すとともに、私たちがこれまで培ってきた物流スキルと最新のICT・AI技術などの活用によりイノベーション(革新)を起こし、日本の物流改革に積極的に貢献していきたいと考えている」と話している。