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23/02/16

ニチレイロジG、冷蔵・冷凍EV車の運行を開始

 ニチレイロジグループのロジスティクス・ネットワーク(本社・東京、盛合洋行社長)は、冷蔵・冷凍仕様の電気トラック(EVトラック)3台を導入し、2月13日から運行を開始した。首都圏での配送に活用し、二酸化炭素排出量の削減を図る。

運行を開始した3台のEⅤトラック

 ニチレイロジグループが推進する、地球環境に配慮した気候変動への取り組みの一環。
 導入したのは、三菱ふそうトラック・バスの「eキャンター」で、トプレック製の庫内乾燥モード付き電動式冷凍装置を採用。大気汚染物質や温室効果ガスを発生しないゼロエミッション車からの給電で駆動する電動式冷凍装置「ERシステム」に加え、庫内乾燥モードを備えたことが特長だ。
 昨年9月開催の国際物流総合展に展示した車両と同型で、車両総重量は7・5トンクラス。充電容量は81キロワット時で、連続運転距離は約100キロメートル。走行時は静かで振動が少なく、乗務員の負担も軽減できる。また、衝突被害軽減ブレーキの他、車両安定性制御・車線逸脱警報・車両接近通報の各装置を備え、安全運転を支える。
 ニチレイロジグループ本社は「今後も環境負荷低減に注力し、顧客のサプライチェーンを支える持続可能な物流の実現に努めていく」としている。