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23/02/15

シャープ、ピッキング省力化へ多階層ロボットストレージシステム受注開始

 シャープ(本社・堺市、呉柏勲CEO)は14日から、「多階層ロボットストレージシステム」の受注を開始した。物流倉庫を多階層構造にして収納力を拡大し、自動搬送ロボットでピッキング作業の省力化を図る。物流業界で高まる業務の効率化・自動化のニーズに応える。

「多階層ロボットストレージシステム」(2階層)のイメージ。これまでデッドスペースになっていた空間の有効活用が可能となる

 物流倉庫の商品保管スペースを2階層以上の多階層構造にして、収納力を1・5倍以上に拡大する。また、自動搬送ロボットがピッキング作業者のもとに商品棚やパレットを運ぶ「GTP(Goods to Person)方式」を採用。シャープ独自の集中制御システムが最大500台の自動搬送ロボットを最適に配車する。

集中制御システムは導入企業の倉庫管理システムや輸配送システムと連携し、自動搬送ロボットを効率的に配車

 

 2階層以上にある商品棚も、リフターで1階の作業者のもとへ搬送。作業スピード・生産性の向上や人為的ミスの抑制に貢献する。
 基本パッケージは、倉庫の規模に応じて100平方メートル・250平方メートル・500平方メートル向けの3タイプを用意。商品棚の高さ・サイズ・搭載重量などのカスタマイズも可能。価格は個別見積もりとなる。
 問い合わせ先は、同社スマートエンタープライズソリューション事業部、メールアドレスはAE_SALES_PROMOTION@sharp.co.jp。