- 物流企業
23/02/13
SBSHD、3カ年の新中期経営計画で連結売上高5000億円目指す
SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は、2025年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を始動した。脱炭素化、サプライチェーンの持続可能性、労働力不足など変革期を迎える中、環境変化を一歩先の成長ステージへの転換期と捉え、取り組みを進める。
25年12月期に連結売上高を22年12月期比9・8%増の5000億円、営業利益を同26・1%増の275億円とするのが目標。M&Aによる影響を除き、3年間で年平均4・5%の自律的成長を図る。同社は30年12月期に連結売上高を7000億円とする目標を掲げており、新たに始動した中期計画が第1弾となる。
環境変化を踏まえ、中期計画中に4つの重点項目に取り組む。まずはグループ操業力の強化で、3PLを中心にBtoB事業のさらなる増強・深化を図るとともに、成長の続くEC物流を加速する。国際物流事業ではグループ協働体制確立により、市場を取り込む。
またロジ事業基盤の整備・拡充では、倉庫・輸配送ネットワーク、EC物流機能などを強化。M&Aによる経営資源も拡充する。この他、省力・省人化技術の活用をはじめ、ロジスティクス・テクノロジーとITを組み合わせた業務生産性の向上、サステナビリティ(持続可能性)経営の基盤強化などを進める。