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23/02/02

豊田自動織機、24年上期に大府市の工場に物流棟を併設し物流体制を刷新

 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)は2024年上期、愛知県大府市の長草工場隣接地に「物流棟」を建設する=イメージ図。現在愛知県半田市から輸送している部品を物流棟からの供給に変更。トラック輸送をゼロにするとともに、自動化設備を導入し効率化や生産性向上にも取り組む。

工場と物流棟を直接橋で結び二酸化炭素排出ゼロを目指す

 物流棟の所在地は大府市森岡町上荒137ノ3。敷地面積は3万6000平方メートルで、延べ床面積は2万6000平方メートル。仕入れ先からの部品納入を受け入れると共に、工場と接続する橋を通じて部品を自動搬送し、拠点間輸送で発生していたトラック需要をゼロにする。また棟内作業では、社内カンパニートヨタL&Fのノウハウを活用し、さまざまな自動化システムを導入。生産性向上を図る。
 長草工場は世界的に人気の高いトヨタRAV4を生産する工場。現在車両組み付け部品は、愛知県半田市の拠点に一時集荷した後専用のトラックで輸送を行っている。また現在の物流拠点では搬入や仕分けを人手で行っていて生産性向上を図る必要があった。