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23/02/01

日鉄物流、効率化・基盤強化へグループ再編

 日鉄物流(本社・東京、安藤豊社長)は10月1日をめどに、グループを再編する。地域子会社の大規模な吸収合併で、新たに事業・エリアを軸にした一つの事業体へ移行。グループ体制を整備し、効率化・基盤強化を目指す。
 完全子会社の日鉄物流釜石、日鉄物流鹿島、日鉄物流君津、日鉄物流名古屋、日鉄物流広畑、日鉄物流八幡、日鉄物流大分を吸収合併。日鉄物流大阪は吸収分割で事業の一部を継承する。親会社の日本製鉄6製鉄所体制との連携強化を通じた事業運営を図る。
 日鉄物流はこれまで、地域会社制で日本製鉄の物流を担ってきた。今回の再編で、日本製鉄の生産設備構造対策の進展や経済、労働環境、社会的要請の高まりに応える。業務運営の効率化、人材・業務基盤の強化、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)構築などに取り組む。