日本ＧＬＰ、24年３月しゅん工の「ＧＬＰ狭山日高Ⅲ」にカインズが入居

　日本ＧＬＰ（本社・東京、帖佐義之社長）は2024年３月、埼玉県日高市上鹿山に延べ床面積約６万7000平方メートルの大型物流施設「ＧＬＰ狭山日高Ⅲ」をしゅん工する＝イメージ図。全国でホームセンター事業を展開するカインズが専用施設として１棟全体を賃借する。

　カインズは、同施設を首都圏エリアの店舗配送機能と保管機能を併せ持つ関東最大の物流拠点「次世代大型物流センター」と位置付けており、日本ＧＬＰの施設への入居は「ＧＬＰ北本」に次いで２棟目。都心から約43キロメートル。首都圏中央連絡自動車道（圏央道）と国道16号の結節点に立地し、圏央道・狭山日高インターチェンジからは3.4キロメートル。首都圏広域配送に加え、圏央道から他の高速道路を経由して中部以西、東北までアクセス可能だ。
　施設の敷地面積は約５万5000平方メートル、耐震鉄骨造３階建てで延べ床面積は約６万7000平方メートル。スロープにより２階に直接アクセスでき、１階では３面バースを採用。保管・配送業務の効率化が図れる。また、建物外周部にブレース（補強部材）を配置することで、機械化といった庫内の設計の自由度を確保する。

　庫内環境を快適にするための大型シーリングファンも装備。エントランスや休憩室の内装には自然素材を取り入れ、先進性とぬくもりを感じさせるデザインに仕上げる。トラック待機場は17台分、従業員向け駐車場は約260台分を用意する。