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23/01/13

グリコ・鴻池ら、AI配車の取組で物流PS表彰を受賞

 江崎グリコ(本社・大阪市、江崎悦郎社長)は、鴻池運輸(同・同、鴻池忠彦会長兼社長)らと共に、国土交通省と経済産業省の物流パートナーシップ優良事業者「物流DX・標準化賞」を受賞した。AIを活用した配車効率化で、環境負荷低減や労働時間短縮を実現したことが評価された。
 江崎グリコは2020年、担当者が経験に基づいて行ってきた配車業務にAIを導入。同時に、AIが提出する最適化された運行ルートを可能にするため、顧客と納品条件の見直しも行った。
 鴻池運輸は、江崎グリコ岐阜工場の配送エリア全域(愛知・三重・岐阜・静岡・福井・長野)のAI配車システムが行うルート構成の検証に協力。担当コースの実運用に向けた課題抽出や修正案を提供し、その他のコース検証でも情報提供を行った。
 取組の効果は、二酸化炭素(CO2)が導入前比、年間で18%減の379トン削減。車両台数が同年間28%減の4745台、労働時間が同年間18%減の2万5185時間削減した。また年間積載率は同19%向上し71%となる。