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23/01/12

商船三井F、商船三井らが新造船へのLNG供給のための基本協定を締結

 商船三井フェリー(本社・東京、尾本直俊社長)が2025年に投入するLNG(液化天然ガス)フェリーの燃料供給で、商船三井(同・同、橋本剛社長)と石油資源開発、北海道ガスが基本協定を締結した。LNGフェリーの効率的な運行を、スムーズな燃料供給で支え二酸化炭素(CO2)削減をサポートする。
 新造船は、苫小牧港(北海道)-大洗港(茨城県)航路に2隻を投入する。苫小牧港では北海道ガス、大洗港では石油資源開発がそれぞれ供給を担う。供給は、タンクローリーから直接本船に供給する方式を採用。4台のタンクローリーが同時に供給を行うことで、スピーディな供給を実現し、限られた停泊時間で必要なLNGの供給を行える。
 新造船は、全長が既存船比4・9%増の199・4メートル。総トン数は同36・8%増の1万5600トン。トラック積載台数は同12・9%増の155台(13メートル換算)。LNGを主燃料とし、環境に優しい運行を実現する。

 

燃料はタンクローリーから「スキット」と呼ばれる導管を通じ、直接本船に供給される