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23/01/11

スカイドライブら、ドローンで災害物流実証実験を実施

 スカイドライブ(本社・愛知県豊田市、福澤知浩社長)は2022年12月19日、ドローンを使用した災害時物流の実証実験を行った。大規模地震などの時、物流ドローンを活用した孤立集落への救援物資運搬を想定。医療物資や食料品を空路で運搬できるようにすることで、孤立集落の災害時医療の活用に役立てる。豊田市、足助病院が中心となり、足助観光協会や足助警察署などが協力した。

想定シナリオに基づいた運搬の様子

 実験は愛知県豊田市足助地区で地震が発生し、観光地である香嵐渓と町をつなぐ2つの橋が没落。孤立した香嵐渓に取り残された観光客が、不調を訴えているという想定で実施した。
 最初に、香嵐渓に不調を訴えている観光客がいることを足助病院へ連絡。足助病院は足助警察署の先導で、医療物資などを豊田市足助支所まで配送。足助病院から届いた医療物資などを、最大積載量30キロの物流ドローン「スカイリフト」が豊田市足助支所から香嵐渓広場まで約600メートルを空路で運搬した。

巴橋と待月橋の2つの橋が陥没した想定で行われた実証実験の概要図