- 行政・業界団体
22/12/16
物流人間大賞、日通学園理事長の野尻氏が受賞
輸送経済新聞など専門紙・誌22社で構成する日本物流記者会が選ぶ「第8回物流人間大賞」を、日通学園の野尻俊明理事長が受賞した。日本を代表する物流政策研究の第一人者として、諸外国における運輸事業の規制緩和の動きを紹介するなどの功績が評価された。学識経験者の受賞は初めて。
野尻氏は流通経済大学学長や日通学園理事長として、日本の物流・ロジスティクスの普及やロジスティクス人材の育成に貢献。行政分野でも、「トラック輸送における取引環境・労働時間改善中央協議会」の座長をはじめ、多数の会合の委員などを歴任した。
「米国の規制緩和を研究し、わが国でも物流二法による経済的規制緩和の実現に一定の役割を果たせた」と自負。また、Gマーク制度や事業用自動車安全プランに関する政策提言の実績にも触れ「今後も研究を続け、間接的ながら関係者の皆さまのお役に立てれば」とコメントした。
同賞は、広く物流分野で高い功績を示した個人を顕彰する目的。日本物流記者会が2015年度に創設した。受賞の対象者は、加盟企業の推薦などを受けて幹事会で選考される。