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22/12/12

働きやすい職場認証、12月16日から二つ星申請の受け付け開始

 運送企業などのドライバーの職場環境や労働条件改善の取り組みを見える化する「働きやすい職場認証制度」の認証実施団体・日本海事協会は12月16日、二つ星の申請受け付けを開始する。2020年に一つ星を取得した企業に対しする継続申請の受け付けも同時に始める。どちらも来年2月15日まで募集する。
 二つ星の認証項目は、一つ星で求められる「法令順守」「労働時間・休日」「安心・安定」「多様な人材の確保・育成」の4つに、「自主性・先進性など」が加わる。また一つ星と同じ4項目では、一つ星に比べ1点高くする必要がある。法令を順守している企業であれば取得が難しくなかった一つ星に比べ、ハードルは高くなる。
 必要な費用は、二つ星の場合、書類の郵送による紙申請が5万円、電子申請が3万円。一つ星の継続は紙申請が5万、電子申請が1万5000円。登録料はどちらも6万円(いずれも税抜き)。オンライン登録をしても、書類を郵送すると紙申請の扱いになる。
 二つ星を申請し、点数が足りず認証を得られなかったものの一つ星の条件は満たしていた場合、20年に一つ星を取得した企業は、更新時期のため登録料を支払えば一つ星は継続される。21年に働きやすい職場認証の一つ星を取得した企業は一部登録料が差し引かれる。
 二つ星について、国土交通省は「取得のメリットを新たに検討している」としている。日本海事協会は、二つ星、一つ星継続の企業に対し、車両台数分のステッカー配布を検討している。