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22/12/12

SBSHD、越谷市に先端ロボットソリューション検証施設を開設

 SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は12月1日、埼玉県越谷市に先端物流技術の検証施設「LTラボ」を開設した。物流向け先端技術の導入精度向上と、運用の早期安定化を目的としたロボットの動作検証などを行う。グループ各社がこれまで蓄積した知識や経験を、横断的に共有しながら先端技術の活用を加速する。
 LTラボはSBS三愛ロジスティクスの「物流センター埼玉」内に開設。機能評価や、WMS(倉庫管理システム)とシステムを連携した各種機能の実証データ収集・有効性評価、メーカーへの改善、改良案のフィードバックなどを担当する。グループの物流技術に関する専門家が集まる「LT企画部」が中心となる。現在、2023~24年に稼働するグループの施設向けの実証実験を行っている。

LT企画部メンバーは全部で14人

 23年1月には、先端技術導入を検討中の顧客向けに、実際のオーダー情報を使ってテストできる環境を整備。対象ソリューションを順次追加し、既存拠点への導入も加速する。
 SBSグループでは、労働力不足解消や業務の生産性向上を図るため、主要事業会社を中心に、物流現場にロボットソリューションを積極的に採用してきた。ロボットソリューションを的確に導入運用することで、継続的かつ安定的な物流サービスを顧客に提供し、先端技術を活用した物流効率化に取り組んでいく。

ロボットの動作検証や実績データの採取も行う