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22/12/05

国交省、ASVや社内教育を対象に事故防止補助で追加募集

 国土交通省は12月23日まで、事故防止対策費補助金の追加申請を受け付けている。対象はASV(先進安全自動車)と社内安全教育の2つの事業で、一部費用の補助を通じて運送企業の交通事故防止を支援する。
 ASVは4月1日~11月30日の間に、補助対象装置を搭載した事業用車両を新車登録することが条件。トラックは6装置に補助する。1台当たりの補助上限額は、衝突被害軽減ブレーキ、ドライバー異常時対応システム、先進ライト、アルコールインターロックが10万円。ふらつき注意喚起装置、側方衝突警報装置などが5万円。同じ車両に複数装置を装着する場合は、1台当たりの上限が15万円になる。
 申請は郵送とインターネットによるものの2種類で、郵送の場合、予算の執行率が70%を超えることが見込まれると、予告なく受け付けを終了することがある。11月25日時点の予算執行率は62・65%。
 また社内安全教育は、国交相認定のコンサルティングメニューを対象とし、1社当たり100万円を上限に費用の3分の1を補助する。コンサルティングを実施する営業所の届け出台数は5台以上であることが条件。運輸安全マネジメントに基づく基本的な方針を立て、安全に関する目標と計画を策定することや、来年1月20日までにコンサルティングを完了させることが必要になる。
 申請は地方運輸局などに書類を持ち込むか、電子申請システムで受け付ける。いずれの事業も問い合わせ先は、最寄りの地方運輸局、また運輸支局の専門窓口。