• 船・鉄道

22/12/02

商船三井F、座礁事故を想定した訓練を実施

 商船三井フェリー(本社・東京、尾本直俊社長)は11月29日、茨城県の大洗港内で運航する「さんふらわ ふらの」が座礁した想定で緊急事態対応訓練を実施した。重大海難事故に備えた緊急事態対応体制を確認し、安全運航の徹底を図る。
 事故発生の連絡を受け、社内に非常対策本部を設置。座礁事故から記者会見までの過程を訓練し、緊急時に行うプロセスを再確認した。また、実際に同様の事故が起こった場合の対応について協議したうえで模擬記者会見も実施した。
 この訓練では、フェリーが大洗港出航後に突風に流され港内の浅瀬に座礁したことを想定。船内での負傷者発生や座礁時の衝撃で行方不明者が出たと仮定した。
 商船三井フェリーは、今回の訓練で見つかった課題を改善し共有することで、今後も利用者と貨物を安全・確実に届けることに努める。

非常対策本部を設置し対応を訓練した