福通、小丸社長ら一行がリトアニアを歴訪

　福山通運（本社・広島県福山市、小丸成洋社長）は11月18～23日、小丸社長をはじめとした幹部や労働組合、優良ドライバーなど168人がリトアニアを訪問した。ドライバーの慰労と、日リトアニアの友好、またリトアニアを窓口とした物流サービスの拡充が目的。
　小丸社長一行は21～22日、イングリダ・シモニーテリトアニア首相やダリャ・タモシュニエネ大統領補佐官などと日リトアニアの友好発展について協議。また、小丸社長の在福山リトアニア名誉総領事としての活動報告などを行った。

　21日には、ヴィータウタス・マグヌス大学に設立した「小丸文庫」に日本語書籍を寄贈。寄贈式には在リトアニア日本国大使館の尾崎哲特命全権大使などが参列。続けて行われた小丸個通財団と広島大学の日本語スピーチコンテストも実施。両国の親善に寄与した。

　また2018年８月に業務提携したホップトランス社も表敬訪問。６班に分かれて順次訪れ、幹部との意見交換や現場訪問など、物流サービスやＩＴ（情報技術）分野での両社の事業基盤強化を図った。
　リトアニアへの直行便での訪問は２回目。小丸社長が17年から、在福山リトアニア共和国名誉領事（21年、名誉総領事）となったことが機縁となっている。ドライバーは、福通13地区と関連会社15社から選考。約10～41年間の永年勤続者や無事故運転者が参加した。