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22/11/24

福岡運輸、物流イノベーションへ売上の0・6%をDX投資

 福岡運輸(本社・福岡市、富永泰輔社長)は11月1日、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を策定した=画像。2022~24年度まで毎年、売上の0・6%相当をDXに投資する。物流とテクノロジーを掛け合わせ、デジタル時代の新たな物流イノベーション(技術革新)を創出する。


 DX投資で、業務および支援ツールのデジタル化、基幹システムのバージョンアップ、物流情報プラットフォーム「TUNAGU」の多角化・高度化を進める。また、セキュリティ・BCP(事業継続計画)対策、デジタル人材の育成にも取り組む。
 全社横断の「DX推進委員会」を発足し、デジタルテクノロジーの調査・利活用の検討、課題解決を図る。AI(人工知能)・ビッグデータ・IoT(モノのインターネット化)などのデジタル技術、財務・労務・法務などの外部専門家とも連携してDXを推進する。
 今後3年の目標は、業務デジタル化が5件。業務のデジタル化・可視化でオペレーションを削減する。TUNAGUとのデータ連携が5件。高付加価値サービスを創出し、データを戦略的に活用する。情報リテラシー研修が10回。階層・職種・部署・専門委員会での情報リテラシー研修を実施する。

「止まらない物流」とイノベーションの創出を継続できる企業を目指す(福岡運輸ホームページにて公開の資料より)