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22/11/17

ネクストロジスティクス、クロスドッグ自動化へ実証

 ネクストロジスティクスジャパン(=NLJ、本社・東京、梅村幸生社長)は12月初旬から、自動運転フォークリフトや自律走行搬送ロボットなどを活用した自動荷役オペレーションの実証実験を始める。荷役作業の省人化を進め、高効率輸送スキームを構築。パートナー企業と協働し、物流の結節点「クロスドッグ」運用の自動化を目指す。

 豊田自動織機の自動運転フォークリフトで、車両・積み付けパターンでの荷降ろし・荷積みを実証する。また、アイシンの自律走行搬送ロボットと連携し、荷さばき場への積み降ろしを実証する。フルトレーラーや高床車などのさまざまな車種の積み降ろしを想定。複数の自動運転フォークリフトの運用で、両側荷役も試みる。
 NLJの高効率輸送スキームでは、多様な業種・業態の荷主の荷物を効率よく幹線輸送するためのクロスドッグを開設している。昨年、豊田自動織機の自動運転フォークによる荷役作業を実証し、一定条件下では有人による作業以上の精度の高さを確認した。今回の実証では、さらに自律走行搬送ロボットと連携した自動荷役の実現を図る。

実証イメージ。自動運転フォークリフトや自律走行搬送ロボットの活用で、クロスドッグでの荷役自動化を目指す

 

 NLJは経済産業省の「令和4年度無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」の実施団体に選定された。物流業界の課題解決に向け、約20社のパートナー企業と研究開発・実証事業に取り組んでいる。