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22/11/16

アスクルロジ、福岡センターが障害者雇用促進で3年連続表彰

 アスクルロジスト(本社・東京、天沼英雄社長)は3年連続で、福岡物流センターが高齢・障害・求職者雇用支援機構から表彰を受けた。昨年に続き、同センターのスタッフ2人が優秀勤労者として「理事長努力賞」を受賞。貴重な戦力として障害者を雇用し、あらゆる社員が安心して働ける環境づくりを進めるダイバーシティの取り組みが評価された。

「理事長努力賞」を受賞したスタッフが物流センターで働く様子。受賞式は10月31日に行われた

 

 福岡センターは2012年から毎年、特別支援学校の新卒者を採用。障害者雇用を慈善活動ではなく事業活動と位置づけ、障害者を戦力として育成する体制を整備してきた。入社前の実習期間から、学校や家族と連携。障害の度合いや個人の特性に適した訓練メニューを設定し、入社後に即戦力となる仕組みを整えている。
 22年10月現在、福岡センターの社員304人のうち59人が障害者社員。センター内でのピッキング、商品補充、こん包、検品、事務などの幅広い分野に従事している。年次の長いスタッフはリーダー職で活躍している。

 障害者が安心して長く働ける環境づくりは、個人だけではなく組織全体の生産性向上にもつながった。アスクルロジは今後、福岡センターの事例にもとづき、全国の拠点でダイバーシティの取り組みの展開を目指す。

アスクルが展開する事業所向け通販「ASKUL」や個人向け通販「LOHACO」の商品の出荷・配送作業などに従事