- 物流企業
22/11/01
ヤマト運輸、燕市と地域活性化などで協力、まずは農産物配送から
ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は10月31日、新潟県燕市と地域活性化や子どもたちの育成などで連携・協力する。まずは、市内の「道の駅国上」への貨客混載を利用した農産物配送の実証実験を実施。市内全域から農産物を集めることで、地場農産物の販路拡大や地産地消の活性化につなげる。
実証実験は11月7日から30日まで実施。ヤマトの車両と燕市の循環バス「スワロー号2号便」を利用して、道の駅国上へ農産品を配送する。生産者2人が午前9時15分までに、市内にある「ヤマト運輸燕営業所」に農産物を搬入。ヤマトは持ち込まれた農産物を燕市役所へ運び、市役所を9時43分に出発する市の循環バススワロー号2号便に積み込む。スワロー号は10時15分に道の駅国上に到着、荷降ろしして売り場に陳列する。
今年7月にリニューアルオープンした「道の駅国上」では、ファーマーズマーケットとして生産者が持ち込む農産物を直売している。ただ納品の手間と時間がネックとなり、市内全域から農産物を集めることが難しい状況にあった。今回行った実証実験では、こうした状況を改善し、より魅力的な売り場を作るため、道の駅から離れた場所にも納品場所を設け、市内全域から農産物が集められるようにした。