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22/11/01

自動運転、「レベル4」来年4月解禁へ

 特定条件下でシステムが全ての運転操作を行う自動運転「レベル4」が2023年4月1日、解禁される。新たな交通ルールを定めた改正道路交通法を施行する。10月27日に警察庁が明らかにした。併せて、自動配送ロボットについても、歩行者と同じ扱いで歩道を通行できるようになる。
 改正道交法は今年4月に成立し、安全の在り方を含め国で検討が進む。ドライバーのいない自動運転を「特定自動運行」と定義。まずは、過疎地で無人車両を遠隔監視の下で走らせるといったサービスを想定している。運送企業などがサービスを開始するには、都道府県公安委員会の許可が必要となる。
 運行中、遠隔監視する「特定自動運行主任者」は、両目の視力や両耳の聴力を失っておらず、監視装置をはじめ必要な設備を適切に使用できる必要がある。
 また、自動配送ロボットといった「遠隔操作型小型車」は、歩行者と同じ扱いで歩道を通行し、信号機に従うこと、最高時速は6キロメートルで、車体は長さ120×幅70×高さ120センチメートルを超えないこと、通行開始1週間前までに届け出を行うこととし、周囲からの認識のためのマークも定めた。