• 物流企業

22/10/24

川西倉庫、インドネシアで冷凍冷蔵倉庫を増強

 川西倉庫(本社・神戸市、川西二郎社長)は10月20日、インドネシアの冷凍冷蔵倉庫の第二倉庫棟をしゅん工した。日系をはじめとする食品製造企業の増産、高付加価値・高価格商品へのシフト、販売機会拡大を後押しする。
 所在地はインドネシア西ジャワ州ブカシ県。延べ床面積は約7900平方メートル。冷凍庫はマイナス25度・マイナス20度対応の2庫で、このうち1庫は髙さ28メートルの自動倉庫を備える。冷蔵庫は0~15度対応、荷さばき場は5度対応。トラック用搬出入戸口数は16。
 川西倉庫はASEAN(東南アジア諸国連合)地区に対する積極的投資を進めている。今回の倉庫増強は、ジャカルタでの冷凍冷蔵食品などの保管需要の高まりに対応した。衛生管理・安全管理を徹底した冷凍・冷蔵・低温機能で、ジャカルタ都市圏でのコールドチェーンの核としての役割を目指す。
 既存の第一倉庫棟の延べ床面積は約5600平方メートル。マイナス20度対応の冷凍庫1庫、0~5度対応の冷蔵庫2庫、15~20度対応の定温庫3庫を備える。2017年10月から稼働しているが、需要の高まりで満床が続いていた。

冷凍冷蔵倉庫を拡張した。枠内が新たにしゅん工した第二倉庫棟