- 船・鉄道
22/10/24
JR九州、九州新幹線の荷物輸送で出水駅からの生鮮品取り扱いを開始
JR九州(本社・福岡市、古宮洋二社長)は九州新幹線の荷物輸送サービスのエリアを拡大する。10月25日、途中停車駅の出水駅(鹿児島県)から博多駅(福岡市)までの輸送を開始。出水駅で野菜や魚などの生鮮品を新幹線「つばめ」に積載し、博多駅構内の「つばめマルシェ」で即日販売する。
出水市・阿久津市で当日の朝に取れた野菜や水揚げされたばかりの鮮魚が目玉。また、タケノコなどの加工品、果物、スイーツなども取り扱う。生産地から出水駅までは、セイノーホールディングスがトラック輸送を担い、午後1時6分に出水駅を出発する「つばめ318号」に積載。同2時30分に博多駅着後、同3時30分から在来線中央改札口前スペースに開設する売り場に並べる。同6時頃まで、売り切れ次第終了。
新幹線や特急列車で産地から旬の食材などを輸送・販売するつばめマルシェは、開催日の数時間だけ駅にオープン。JR九州では現在、博多・熊本、鹿児島中央駅で定期開催している。博多駅では次回、11月29日に開く。
JR九州は今後、関西・アジア圏などに向けた即日輸送を見据え、荷物輸送ネットワークを拡充する。