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22/10/17

いすゞ、再生部品を活用した大型トラックのメンテナンスリースを開始

 いすゞ自動車(本社・横浜市、片山正則社長)は10月、「GIGA Type―Re」のメンテナンスリースを開始した。リースアップした車両の部品を新品同等に機能回復し再生。資源の循環活用を推進し、二酸化炭素(CO2)排出量削減に貢献する。
 短期間で高稼働運行した車両から再利用可能なエンジンやトランスミッションなどを再利用。新品と同程度の耐久性・信頼性も確保した。5年間で100万キロを走行したギガを再生する場合、新車と比較して76トンのCO2削減効果がある。
 機能回復の作業には、車両の状態を把握するため、高度純正整備「PREISM」を活用。交換が必要な部品のデータを検出する。
 いすゞは、2050年までに製品のライフサイクル全体で温室効果ガスゼロを目指しており、廃棄物・廃棄車両の再資源化率100%に向け「循環経済」実現の活動を進めている。

エンジンを新品同様の品質まで再生し、再利用する