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22/10/17
ダブル連結トラック、11月にも対象路線拡大
ダブル連結トラックの対象路線拡大について、国土交通省は11月に改正通達を施行し、運送企業からの許可申請を受け付ける。連結全長21メートル以上のフルトレーラーの通行許可区間を3000キロメートル以上広げ、現在は対象となっていない北陸や四国なども走行できるようにする。
対象路線拡大は、物流企業の要望を踏まえたもの。2019年の本格運用以降、大手を中心にダブル連結トラックの利用が拡大する中、希望経路や発着地、休憩予定箇所などの情報を収集し、高速道路本線が4車線以上あり構造上支障のない区間を検討してきた。
拡充後の対象路線は秋田から鹿児島までの約5140キロメートルに延ばし、従来通行できなかった北陸や四国なども走行できるようになる。大都市近郊も走行可能な区間を増やし、東京周辺では東京外環自動車道の一部区間や関越自動車道、常磐自動車道などを加える。大阪周辺では近畿自動車道や本州四国連絡道路といった区間を拡充する。
対象路線の拡充に合わせ、国交省は今年度、26カ所の休憩施設でダブル連結トラックの優先駐車ますを整備し、運送企業が改善基準告示を順守できる環境を整える。