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22/10/17

NXHD、上海通運が温調機能付きコンテナ導入し精密機器輸送Sを拡充

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は10月15日、上海通運国際物流が温調機能付きコンテナを6基導入し国際海上輸送で活用する。温調管理が求められる精密機器輸送に適したサービスを提供し、高まる半導体製造装置などの輸送需要を取り込む。
 コンテナは、幅2990×奥行き9470×高さ3250ミリメートル。幅広、背高サイズを用意し、大型貨物の多い半導体製造装置の輸送に合わせた。内部を21~25度。湿度60%以下に保つ温湿度制御装置を搭載。コンテナ内にはラッシング(固縛)レールを4段設置し、貨物を安定して輸送できるようにした。精密機器を積載した状態でもつり上げが可能なのも特長だ。
 まずは中国・韓国・日本間を発着するRORO船や高速フェリーを使った海上輸送で使用。その後、ニーズの拡大に合わせて、コンテナの追加導入やルートの拡大を行う。
 NXHDは、今後もサービスの利便性を高め、高まる精密機器の国際輸送ニーズを取り込む方針。

4段のラッシングレールでしっかりと固定を行える