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22/10/14

岡崎通運、愛知ー福岡間の幹線輸送で志和貨物と業務提携

 岡崎通運(本社・愛知県岡崎市、天野保弘社長)はこのほど、広島県に拠点を持つ志和貨物自動車と戦略的業務提携を結んだ。愛知-福岡間の幹線輸送で、子会社の岡通トランスポートが広島市内に乗り継ぎ拠点を確保。接続輸送でドライバーの負荷を低減する。また、同区間の輸送でフルトレーラーを2台増車し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を図る。
 岡通トランスポートは、愛知県と福岡県の間で長距離幹線輸送を担っている。2024年のドライバーの労働時間規制に伴い発生する2024年問題を見据え、同区間の中間点に当たる広島市内に乗り継ぎ拠点を設ける。同時に、志和貨物の車両・乗務員との相互互換で接続輸送を実施。労働時間削減につなげる。
 岡崎通運グループは2020年から、同区間の輸送車両をフルトレーラー6台に切り替えた。さらに、22年11月からは8台体制に拡充する。フルトレーラーは従来の大型トラックと比べ、4割弱のCO2削減が見込める。長距離輸送のフルトレーラー化で輸送量増加に対応するとともに、カーボンニュートラル(炭素中立)に向けた取り組みを強化する。