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22/10/07

セイノーHDとエアロネクスト、安中市とドローンなどの活用で連携協定

 

物流専用ドローン「エアトラック」の前で連携を誓った(右からエアロネクスト田路圭輔CEO、岩井均安中市長、河合秀治セイノーHD執行役員)

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とエアロネクスト(同・東京、田路圭輔CEO)は10月4日、群馬県安中市とドローンなど次世代高度技術を使った物流を通じ地域課題の解決に貢献する連携協定を締結した。高齢化や過疎化などによって生じる地域課題に物流を通じて解決策を提示していく。
 地域振興や脱炭素、防災、医療支援などに協力して取り組む。合わせて、取り組みに向けた人材育成や雇用の創出なども行う。今後、まず過疎地域を対象に地域の組織や地元企業と連携して食料品・日用品や医薬品の配達の仕組み構築に向けた検討を進める。
 安中市は、人口減少と高齢化が進展。また地域に人口集中地域がなく、公共交通の維持も難しくなっている。地域住民の買い物や通院など日常の利便性を維持することが、難しくなってきている。市とセイノー、エアロネクストは協力し、高度物流の提供を通じて、住民の生活を守る仕組みを構築していく考えだ。