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22/10/04

日通、四日市市に半導体対応の高機能センターを開設

IPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)グループの日本通運は9月28日、三重県四日市市に「NX四日市垂坂物流センター」を開設した=写真。半導体や自動車産業が集積する四日市に高機能倉庫を建設し、高まる保管ニーズに応える。

 

区画ごとに空調を備え、高品質な保管環境を実現したNX四日市垂坂物流センター

 新センターの所在地は、三重県四日市市垂坂町山上谷1340ノ8。鉄骨造5階建てで、延べ床面積は3万4541平方メートル。倉庫のほか、7層の事務所スペースを備えた、バースには、ドックレベラーを設置。また空調を導入し、倉庫エリア全区画30度以下に気温を保つと共に、区画ごとに独立した温度設定も可能。非常用電源設備や録画指揮管理カメラを設置し、BCP(事業継続計画)への配慮やセキュリティも担保した。
 三重県の北勢地域は、半導体や自動車などの多様な産業が集積。四日市港や名古屋港とのアクセスも良く、産業活動が活発になっている。NXグループの新センターは、大手半導体メーカーの工場に隣接。交通アクセスに優れる上に、災害時の液状化・氾濫のリスクが低くBCP拠点としても優れている。
 NXグループは、新センターの設置で高まる半導体需要を取り込むとともに、さらなる企業成長につなげたい考えだ。