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22/09/22

三井不、「MFLP海老名Ⅰ」をしゅん工

 三井不動産(本社・東京、菰田正信社長)は9月20日、「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)海老名Ⅰ」を神奈川県海老名市にしゅん工した。施設全体の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「グリーンエネルギー倉庫」。広域物流拠点として優位な立地やBCP(事業継続計画)機能などで、テナント企業の事業を支える。

有機的なデザインの外観ファサードを持つ「MFLP海老名Ⅰ」

 

 所在地は海老名市中新田3290ノ38ほか。圏央道の海老名IC(インターチェンジ)と隣接。敷地面積は5万4847平方メートル。鉄骨造6階建てで、延床面積は12万2180平方メートル。4階までスムーズに乗り入れられるダブルランプウェーを設置。トラックバースは40フィートのトレーラーでも余裕を持って接車可能にした。
 首都圏の主要エリアへのアクセスに優れる。また、JR相模線・小田急電鉄小田原線の厚木駅から徒歩11分で、人材確保にも有利な立地。
 BCP機能は72時間対応の非常用発電機、免震構造、洪水時を想定した地盤高さの設定など。災害時の施設活用を見据えて海老名市との連携を図る。
 環境配慮型の倉庫として、最高ランクのZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証を取得。地中熱ヒートポンプ活用やデシカント空調による「省エネ」に取り組む。