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22/09/21

JR西、岡山県で貨客混載を活用したパン輸送と販売の実証実験を実施

 JR西日本(本社・大阪市、長谷川一明社長)は9月21日、岡山県で伯備線普通列車を活用したパンの貨客混載輸送から販売までを行う実証実験を実施した。総社市のパンの岡山駅中での定期的な販売へ向け、輸送の安全性やマーケティング調査などを行う。
 総社市商工会議所が推進する地域活性化の取組み「パンわーるど総社」に加盟する事業者3店舗からヤマト運輸が集荷し、総社駅まで輸送する。伯備線普通列車に積み替えられ、総社駅を午前11時24分に出発、岡山駅に午前11時56分に到着。その後、ジェイアールサービスネット岡山が受取り、岡山駅新幹線改札横の「おみやげ街道せとうちCUBE」で、午後12時15分頃から販売する。
 実証実験では、集荷から販売までのオペレーションを確認し、駅中でのパン販売に関するマーケティング調査を実施。駅構内や列車内での荷物配送の安全性を検証する。実証実験後の定期輸送などについては、検証結果を精査し検討する。
 この実験は2022年2月から段階的に実施され、3回目の今回は規模を拡大したパンの輸送・販売およびマーケティング調査を行う。