• 物流企業

22/09/19

センコー、苫小牧に保管配送一体型の「苫小牧車両センター」を開設

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)と北海道センコーは9月16日、北海道苫小牧市に倉庫機能も備えた「苫小牧車両センター」を開設した=写真。北海道と本州をつなぐハブとして活用する。また道央の利点を生かし、道内小口配送の拡充や、海上コンテナ事業拡大にもつなげたい考えだ。

長距離輸送と配送の両面で活躍する苫小牧車両センター

 新センターの所在地は、北海道苫小牧市あけぼの町5ノ9ノ985。道央自動車道苫小牧インターチェンジ(IC)から約8キロメートルに立地。鉄骨造平屋建てで、倉庫面積は4500平方メートル。
 苫小牧港や新千歳空港へのアクセスの良さを利用し、センコーが展開する長距離輸送サービス「物流バス」のハブとして活用。また旭川市で行っている小口配送事業の取り扱い物量を増やし、道南・道東まで配送エリアを拡大する。
 また、港に近い立地を活用して道内の海コンドレージ事業を拡大。本州向けの帰り荷確保にも注力し、海上コンテナ事業の拡大を目指す。
 北海道では、新幹線の札幌延伸で貨物列車の運行減少する。そのため航路へのシフトが起こり、海上輸送の拡大が見込まれる。センコーは、保管・輸送能力共に拡大し、高まる需要を取り込む。