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22/09/15

TOYO TIRE、大型LNGトラックの実証走行に低燃費タイヤで貢献

 TOYO TIRE(本社・兵庫県伊丹市、清水隆史CEO)はこのほど、北海道で行われている大型LNG(液化天然ガス)トラックの実証走行用にタイヤを納入した。二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けて、低燃費性能と耐摩耗性能を兼ね備えたタイヤで貢献。カーボンニュートラル社会を目指す取り組みをサポートしている。
 実証で運用するLNGトラック14台のうち13台に、低燃費オールウェザータイヤ「ナノエナジーM676」を納入した。グローバルブランド「ナノエナジー」シリーズのトラック・バス用タイヤ。転がり抵抗の低減、摩擦ライフの向上を目指し、独自の技術でパターンや構造、材料などの複数の技術要素を融合。低燃費性能と耐摩耗性能を高次元で両立している。

実証走行用のLNGトラック

 実証走行は、三菱商事とエア・ウォーターが共同開発した小型可搬式LNG充てん設備(LNG充てんボックス)の実証事業。LNGトラックはいすゞ自動車製で、EV(電気自動車)やFCEV(燃料電池自動車)では達成が困難な1000キロメートル以上の連続走行が可能。軽油よりも排出ガスがクリーンな次世代燃料トラックで、ディーゼル車両のトラックと比較して都市間輸送時のCO2排出量を約10%削減する。

TOYO TIREの低燃費オールウェザータイヤNANOENERGY M676