ＪＰＲ、共同輸送マッチングサービスに運賃入札などの新機能追加

　日本パレットレンタル（本社・東京、加納尚美社長）は９月５日、共同輸送マッチングサービス「トランオプト」に運賃の入札などの新機能を追加した。よりスピーディーなマッチング成立で、実車率や積載率の向上、二酸化炭素（ＣＯ２）排出量の削減に貢献する。　
　今回は運賃の相見積もりを行う入札機能のほか、ニーズの高いルートの即時マッチング機能を追加。サービス入会前にマッチングを試せる簡易シミュレーション機能も加わった。
入札機能では、利用者がトランオプトに共同輸送の希望運賃を入力することで入札できる。ほかの利用者には入札のリクエストがあることが通知され、トランオプト上で運賃・条件を回答できる。また、入札ではなく従来の基本機能でマッチング相手を探すことも可能で、利用者の選択の幅を広げる。

 

　トランオプトはＡＩ（人工知能）で、業界をまたいだ荷主企業同士をマッチングするサービス。昨年10月にサービスを開始し、１台のトラックを複数企業でシェアする共同輸送の機会を創出してきた。長距離などのモーダルシフト、地域・業界、自社・グループ内でのマッチングなどのさまざまなシーンで活用されている。
　トランオプトの導入を検討している企業向けのオンラインセミナーを９月８日に開催する。サービス概要と新機能について説明する。定員500人。参加無料。