• 行政・業界団体

22/09/05

陸災防、荷役の安全対策強化へ報告書

 陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防、渡辺健二会長)は8月26日、荷役作業の安全対策に関する検討会を開催。昨年12月から検討会で話し合ってきた労災削減の提言を報告書にまとめた=表。9月8日にも陸災防の渡辺会長が厚生労働省に出向き、提言を提出して対応を求める。


 昇降設備・保護帽(ヘルメット)の義務付けを2トン以上の車両に拡大、カゴ台車・テールゲートリフターの安全衛生教育の義務化など省令改正が必要な提言もあった。
 直近5年間で最多の死傷災害「転落・墜落」に対応するため、昇降設備の設置・保護帽の着用は重要となる。
 同様に事故が多いカゴ台車、テールゲートリフターには、安全に使用するための教育の義務化を求める。
 フォークリフトは法令によるシートベルト着用の義務化や既存の安全教育に含まれない実技の追加を求めていく。