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22/09/05
国交省、脱炭素化の補助継続へ25年度燃費基準車も対象
国土交通省は2023年度予算概算要求で、燃費性能の高い低炭素型ディーゼルトラックの普及加速化事業の費用を計上した。別の事業で電気トラックや充電インフラ、大型CNG(圧縮天然ガス)トラックの導入支援も継続し、運輸部門の二酸化炭素を削減する。
低炭素ディーゼルトラックの補助は、経営体力の乏しい中小企業の導入費を一部補助し、燃費の良い車両への代替を促す事業。環境省のエネルギー特別会計から、今年度と同額の29億6500万円を求めた。使用する経年車を廃車するか否かで補助額を変える。
15年度燃費基準より10%以上燃費の良い全車両に補助金を出す。経年車を廃車する場合は標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の2分の1、廃車しない場合は3分の1を補助する。大型車は5%以上燃費の良い車両も対象とし、廃車する場合は3分の1を、しない場合は4分の1を補助する。来年度からは新たに25年度燃費基準も盛り込み、達成車には5万円を上乗せする。
また、経済産業省と連携する「環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業」も今年度と同じく10億円を計上した。中小企業が対象で、ハイブリッドトラックや大型CNGは標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の2分の1を補助する。電気トラックの補助率は3分の2で、充電設備にも導入費用の半額の補助金を出す。