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22/09/05

トルビズオンと大和ハウスG、「ドローン空域構想 SKY-D」を立ち上げ

「ドローン空域構想 SKY-D」プロジェクト立ち上げ発表時の様子

 大和ハウスグループとトルビズオン(本社・福岡市、増本衛社長)は、ドローンを活用した災害支援や配送を行う「ドローン空域構想 SKY-D」プロジェクトをスタートした。まず福岡市で、建物や駐車場を活用した災害被害の確認の実証実験を実施。将来的には災害時輸送や、通常時の配送など「空の道」の活用方法を模索する。
 SKY-Dの第一段階として災害時を想定し、大和ハウスグループの大和ライフネクストや大和ハウスパーキングが管理する建物や駐車場の所有者、トルビズオンが手掛ける空のシェアリングサービス「ソラシェア」上でドローンの離着陸拠点とするための合意形成を実施。災害時のドローン拠点として幅広い活用ができるようにする。
 それを踏まえ実証実験では、垂直飛行での目標物の撮影を実施。福岡タワーに設置されている自治体のカメラを補完する映像が撮影可能か検証する。また将来的な物流ネットワーク構築に向けて、大和物流がプロジェクトに参加する。

ドローンが、安全に自由に飛行可能な「空の道」を創造する

 駐車場や建物の上空が使用できることで、防災活用や上空まで含めた駐車場の収益化が期待できる。また空の道を構築することで、将来的なドローンネットワークによる配送事業の実現なども可能になる。
 今後は、福岡市での取り組みをモデルケースとして各地へ展開。ドローンに対する社会的受容性が高まった段階で、災害時以外の平時においても使用可能なドローン配送網へと応用するなど、新時代の街づくりに貢献することを目指す。