- 物流企業
22/09/01
エスライン、家電物流を手掛けるクリエイトを子会社化
エスライン(本社・岐阜県岐南町、山口嘉彦社長)は8月30日、家電物流を強みとするクリエイト(同・仙台市、渡辺和徳社長)の全株式を取得し子会社化した。グループで得意とする家電物流サービスの東北地方での地盤を強化し、業容の一層の拡大を目指す。
クリエイトは、東北エリアで家電製品の配送や設置工事業務を強みとして物流サービスを展開している。資本金は1000万円。2022年2月期の業績は売上高が、前年度比100万円減の13億1800万円。営業利益は、同29・8%増の7400万円。従来、エスラインから東北地方で家電の設置・配送などの業務を受託していた。
エスラインは、25年3月期までの中期経営計画で、M&A(企業の合併・買収)などを積極的に行い、「流通ソリューション企業」となることを目指している。家電の配送・設置は、以前から「ホームサービス事業」として展開していたが、東北地方での地盤が少なかった。クリエイトの買収を通じて、東北の経営基盤を強化し、さらなる発展につなげる。
今後、グループ内での経営資源の連携や情報システムの共有など協業を進める。生産性拡大や効率化を推し進め、さらなる企業価値の向上に取り組む方針。